[Owen] The Avalanche
まずは一曲:
A New Muse
レビュー:
2001年にイリノイ州シカゴで立ち上がったマイク・キンセラのソロ・プロジェクト[Owen]の
2020年リリースのなんとこれが10枚目のアルバム。
非常にコンスタントにアルバムがリリースされています。
管理人も初期からちょこちょこと聴いていますが、全ては追えておりません。
マイク・キンセラはロックバンド[American Football]のヴォーカルも務めている事でも有名です。
『The Avalanche』(雪崩)という事でジャケットは寒めですが、トラック自体は冷たさはありません。
全編通して[Owen]らしい、穏やかでやさしい時間が流れます。
いつもの通り、アコースティックギターが主体ですが、
シンセストリングス、ピアノ、高めのベルなども入っています。
パーカッションやドラムも結構前に出てきており、
アコースティックメインのアルバムで良くある「抑揚が無くて飽きが早い」というようなことはありません。
このあたりは丁度良いツボをついてきていると思います。
ドラムはリズミカルですが軽めで、シンバルも優しめ。
ヴォーカルも相変わらず低めの美しい声質。決して闇雲に叫ばず、ただ気怠い訳でも無い。きちんと感情が入っている。
コーラスも全編多めで綺麗に重なっています。ハーモニーが美しい。
一生懸命に聴くというよりは、意識せずに心地よい、そんな[Owen]の安定したアルバムとなっています。
仕事や作業用のBGMにも良いかと思います。(眠気も誘いますが…)
この『The Avalanche』はリミックス版も出ていますが、EDM(エレクトロニックダンスミュージック)ライクに仕上がっています。
管理人おすすめ曲
01 : A New Muse
シングルでもあるトップトラック。癒されるアコギ、穏やかなヴォーカル、意外と抑揚のあるバックサウンド。いつもの[Owen]節が全開です。
03 : On With the Show
明るめのイントロから入りますが、少し叙情的なメロディが散りばめられています。美しい歌声とクリアサウンドがマッチ。
07 : Headphoned
中終盤の静寂の間の活かし方とその直後の処理は秀逸で、流石10枚もアルバムを作ってきただけあるなと感心してしまいます。
YouTube
A New Muse (live PV)
アコースティックバージョン。すごい場所で弾いています。
On With the Show
On With the Show (live PV)
Headphoned (PV)
視聴など
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