極エモを探し求めて

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[Leeland] Invisible

      2022/01/21
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まずはイチオシ曲:

6 : 139 / Dead of Night

丸みのあるピアノの「139」(おそらく聖書の『詩篇139 – Psalm 139』から取ったもの)から、洗練されたサウンドとメロディラインの「Dead of Night」へ。

レビュー:

2004年結成、テキサス州ベイタウン出身クリスチャンロックバンド[Leeland]による
2016年リリースの5thアルバム。
前アルバムからこのアルバムまでの5年間を経て、クリスチャン系レーベルに所属しての再活動アルバムとなります。
現在は Leeland Mooring と Casey Moore の2人組。
クリスチャンに位置づけられるバンドの中では、宗教色が強めに出ているバンドの一つです。

2人組になってしまったこともあってか、ロックバンドではありますが、エレキギターなどは前面に出る形ではありません。
シンセストリングスやキーボードが多用されサウンドも厚みがあります。
曲調のまとまりがよりキャッチーになり、更にメロディラインが洗練された印象を受けます。
電子音など、バンド楽器以外のサウンド使い(ミキシング)も向上している感じです。
全体的に1曲1曲が長めで、終盤の繰り返しが長いのもクリスチャン系の特徴。
このアルバムは荘厳感のあるメロディが多いのが特徴的ですが、似た構成の曲も多いです。

リードシンガーの Leeland Mooring の声は相変わらず神聖的。
メロディと合わせて聞いただけで[Leeland]と分かる、クリアだが芯のある特徴的な声質。
サビなど盛り上がりは伸びが良く、ビブラートが掛かり凄みがあり、
普段の優しくささやくような声量との差が効いています。

私は無宗教ではありますが、クリスチャンミュージックの信念あるひた向きな曲作りには頭が下がります。
歌詞は完全に理解できなくとも、目には見えない美しいサウンドと歌声が響き渡ります。

他のおすすめ曲

4 : Perfect Love

ポップサウンドの中に荘厳な雰囲気を感じるメロディライン。そして曲を終始リードするヴォーカルの抑揚。盛り上がり時の伸びや声量が最高です。

8 : The War

隠れたおすすめ曲。電子音が多用されていますが、今回の特徴である重めで荘厳な雰囲気が工夫されたメロディーに上手く出ています。

5 : Lion and the Lamb

これまでの[Leeland]を彷彿とさせるストレートなメロディ。一番の人気曲ですが個人的にはこのアルバムの中ではやや普遍的かなと思いました。

2 : Invisible

1トラック目の「Bells of Notre Dame」(ノートルダムの鐘)から続くアルバム名を冠した実質のトップトラック。良い出来ですが終盤がちょっと長いかな。

10 : Carry It All Away

9 : Son Was Lifted Up (feat. Brian Johnson)

[AC/DC]の Brian Johnson ではなく、同レーベルの歌手だそうです。そりゃそうか。

このアーティストの他のアルバム

  • [Leeland]

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