[Last Winter] The Heart & The Broken Compass
まずは一曲:
Neptune
レビュー:
アメリカはフロリダ州で2002年に結成されたロックバンド[Last Winter]による
2011年リリースの3rdアルバム。
このアルバム以降は特に表立って活動していないように見受けられますが、
最近2ndアルバムがBonus Trackを追加して再リリースされた模様?(こちらに追記しています)
活動が活発になる可能性を期待しています。
ジャケットは2ndもセンスが良かったのですが、今回も変わらず良い感じだと思います。
今回のアルバム最大の変更点、それはヴォーカルの入れ替えです。
2008年にヴォーカルのCameron Mizellが脱退し、新しくIan Dempseyがヴォーカルを務めています。
(ただどうやら入れ替えではなく、一旦解散後にバンドメンバーがフロントマンも務めるIanと再結成したようです。)
ヴォーカルが変わるのは洋楽ロックバンドあるあるなんですが、やっぱり変わってほしくないのが本音です。
さて、ヴォーカルの比較ですが、
前ヴォーカリストはセクシーでやや重め。高音も声量豊かでシャウトもあり。
対して新ヴォーカリストはちょっと高め、軽めの声質になるんじゃないかと思います。
高音は少しノイジーだが裏声は綺麗です。シャウトは少なめ。
このあたりは好みや思い入れで左右されそうです。
しかし、扇情的でエモい音楽スタイルはそこまで変わっていません。
ギターやベースの重低音、リズミカルなドラム。
ハードロックの暗い曲調で攻めるのではなく、光が差すようなメロディラインは絶品です。
2ndに比べると粗さが減り、洗練されている印象。
キラーチューンこそ無いですが、全編通して激しめあり、バラードありで上手くまとまってます。
ヴォーカルは変わりましたが相変わらずのエモーショナルロックが展開されます。
聴き比べしているうちにどちらも良いことに気がつくのではないでしょうか。
管理人おすすめ曲
04 : Neptune
期待させるイントロからヴァースでの美しいギターの旋律。そしてサビの盛り上がり。ドラムが煽ります。
01 : Copper Bones
トップトラック。ちょっと軽めですがスピード感があるメロディ。新ヴォーカルと良くマッチしています。
03 : The Northern Lights
どっしり重低音かつエモーショナルなメロディラインで聞きやすい。効果的に使用されるベースラインが良い仕事してます。