[The Real You] Better Now Than Never
レビュー:
ピアノロックバンド[The Real You]の2009年発表の1stアルバム。
2007年から活動しており、知る人ぞ知るバンドに位置していると思います。
これまでに2~3枚の(ミニ)アルバムやEPを発表しています。
この手のバンドは相変わらず情報が少ないです。
全編にピアノが入っています。全編ピアノロックは意外と少ない。好感触です。
シンガーソングライターではなく4人組のバンド構成で、
メンバーがピアノ兼任ではなく、ちゃんとピアノ専属のメンバーがいます。
曲調は[Making April]や[My Jeremiah]に近い。
ただ、さわやかと言うよりは明るいピアノロック。
[Jack’s Mannequin]や[The Rocket Summer]のような、おしゃれな感じではなく、
実直な曲作りをしている印象です。
ストリングス等の電子音は弱めで、ドラムもピアノも結構ノリノリです。
ヴォーカルも[Making April]に近い気がします。
意識している訳ではないと思いますが。歪むところなんかは結構そっくり。
総括としては、教科書通りのリズミカルピアノロックという感じ。
個性がちょっと薄いけど、非常に安定しています。
時折聴きたくなるスルメ曲の候補になるのではないでしょうか。
有名どころのピアノエモを一通り聴いたという方は、
一聴してみても宜しいのではないかと思います。
管理人おすすめ曲
-
01 : Unwound
-
ピアノの旋律から始まる人気曲。安定した曲構成でキャッチーに仕上がってます。
-
08 : Never Let Go
-
綺麗に刻まれた8ビートのイントロの入り方は結構良い。この曲は正直[Making April]を彷彿とさせます。
-
11 : Don’t Worry Baby
-
1960年代から活躍した[The Beach Boys]の名曲をカバー。現代風にアレンジしてますが、これはオリジナルに軍配が挙がるかな。
このアーティストの他のアルバム
このアーティストもおすすめ
- [Making April]
- [My Jeremiah]
- [Waking Ashland]