[Smallpools] Lovetap!
レビュー:
ポップバンド[Smallpools]による2015年発表の1stスタジオアルバム。
2013年に結成されていますが、メンバーの出会いは2007年頃だったそう。
数々のライブを精力的にこなし、既に人気の兆しが見えています。
2009年に解散したピアノロックバンド[Making April]のヴォーカル、
Sean Scanlonがこちらのバンドにてヴォーカルを務めています。
管理人としては、聞き覚えのある特徴的な良く通る歌声が
また違う形で聴くことができ非常に嬉しいです。
[Making April]の時よりも表現の幅が広がり、高域の声が綺麗になっているように感じます。
スタイルはシンセ・ポップロック。
シンセ、エレクトリックが強めですが、基本的にはロックバンド構成がメイン。
シンセポップの電子音のアクセント、ストリングスの音の厚みも問題なし。
声にもエフェクトやリバーブが掛かっています。
メロディはポップでおしゃれ。
エレクトロニックで近未来かとおもいきや、
エスニックや民族風のメロディを取り入れるなど、非常にセンスを感じます。
[Making April]で培ってきた気持ちよい場所に音が置いてあるのは
このバンドでも活かされており、すんなりと溶け込みます。
盛り上がるためにはどう作曲すれば良いか。
考え抜かれた気持ちが花火となって聴く人の心に躍動を与えます。
またベテランメンバーの才能と知識が結晶となって表れています。
爽やかさあり、遊び心あり、楽しく心弾む楽曲が揃っています。
管理人おすすめ曲
03 : Dreaming
人気曲。シンセポップの真骨頂。メロディライン、テクニックもさることながら、とにかく気合の入りようが伝わってきます。
04 : Karaoke
カラオケ。優しめメロディとバックのピアノ。ゆったりめのメロディが新鮮。
08 : Lovetap!
アルバムタイトル曲。予想に反しておしゃれでカッコ良いメロディとヴォーカル。電子音のカット演奏が非常にクール。間奏の盛り上がりは最高です。
このアーティストの他のアルバム
このアーティストもおすすめ
- [Cash Cash]
- [The 1975]
- [Making April]