[The Wldlfe] Waking Up Is Hard To Do, 2019-2020
まずはイチオシ曲:
4 : Replace It, Forget It
人気曲では無いですが、当バンドの構成力が伺える1曲。ヴァースの変拍子。サビ後のタイトル繰り返し。これはおしゃれでクセになる1曲。
レビュー:
2016年結成、アメリカのインディアナポリスに拠点を置くインディーポップロックバンド[The Wldlfe]による
2020年リリースの2ndフルアルバム。
バンド名ですが、”i”が抜かれていますが[ザ・ワイルドライフ]という読み方で良い模様。
ジャケットはアーティスティックなイラスト。
また当バンドのアルバムやEPのタイトルには作成期間の年が入っており、わかりやすいです。
3rdアルバム『Repaint My Mind, 2021』から先にレビューしています。そちらもどうぞ。
ジャンルとしてはエレクトロポップ。ロック要素もありますが、控えめではあるかと思います。
キーボードやストリングス、数多の電子音がサウンドを作り上げます。
全体的にメロウで盛り上がりなどもゆるやか。
リズムは速くなく、しかし決して遅くもない心地よいテンポを刻みます。
ヴォーカルはアンニュイで抑揚は少ない感じではありますが、それがメロディとマッチしています。
低めですが透き通ったように聞こえる良声。ミキシングも多用されています。
そして独特なヴォーカルラインがこのバンドの特徴とも言えるでしょう。
都市型エレクトロポップの新鋭。
独特なメロディラインに絡まる心地よいバックのベースや電子サウンド。良くまとまっています。
サウンド構成が似ている人気バンド[The 1975]が好きな方にはおすすめ出来るかと思います。
他のおすすめ曲
1 : The Other Side
人気のトップトラック。浮遊感があるヴァースから、サビは一転してディストーションがかかるヴォーカルやギター。
2 : A Boy On a Phone
一定の感覚を保つメロディとヴォーカル。はじけるようなスラップベースとリバーブの強いドラムが心地よいです。
6 : You Don’t Love Me (Like You Used To)
人気曲。奇を衒わない穏やかで優しい電子ポップ。ちょっとアルバムの雰囲気からは浮いているが、それでも良曲です。
8 : How To Move On
[The 1975]を彷彿とさせるリズム&メロディ&サウンド。
視聴など
このアーティストの他のアルバム
- [The Wldlfe]