[Kid Astray] Home Before the Dark
まずはイチオシ曲:
2 : Back to the Ordinary
ベースとパーカッションが小気味良いリズムポップ。男女ボーカルのオクターブハーモニーが美しい。電子サウンドのアレンジも効いています。
レビュー:
2013年にノルウェーで結成されたインディポップバンド[Kid Astray]による2015年リリースの1stアルバム。
2022年現在も活動中ですが、フルアルバムは今のところこの1枚だけです。
他にEPが1枚と、このアルバムリリース後にシングルを何枚かリリースしています。
音楽学校在籍時に結成したという事で、メンバーは全員同い年。
スタイルはポップ。ポップロックやシンセポップにも近いです。
曲調はダンサブルでリズミカル。明るくおしゃれなトラックが多いです。
テンポはそこまで速くないのですが、ベースやドラム、パーカッションなどの刻みが気持ちいい箇所に置いてあります。
サウンドはギターやベース、キーボードなどのオーソドックスな構成ですが、
ポップよろしく電子サウンドも多用しています。
気持ちいいリズムに合わせて電子サウンドも様々な音で楽しませてくれます。
ブリッジ(間奏)に入るディストーションが強めのシンセストリングスはアクセントになっています。
ヴォーカルを担当するのは Benjamin Giørtz と Elizabeth Wu の男女ツインボーカル。
男女ツインは管理人が大好物な構成です。
基本的には男性ボーカルの Benjamin がメインを張るトラックが多く、Elizabeth がサブで支える感じです。
またオクターブコーラスが多かったのですが、ハーモニーももっと聴きたかった。
明るくリズミカル、かつおしゃれでカッコいい一面も。アルバム全体でもスタイルやイメージがまとまっています。
非常に良く出来ているノルウェー発のインディポップアルバム。更なる飛躍が期待されます。
他のおすすめ曲
3 : It’s Alright
テンポは少しゆったりだが、これもリズミカルにまとまっているポップ。ヴァースの憂いとサビの明るさの対比が更に気分を抑揚させます。
4 : Day in June
人気曲。これもサビとサビ以外でイメージが変わるトラック。メロディが神秘的な高目の電子音と相まってエキゾチック。
1 : The Mess
独特な入りのトップトラック。構成も特徴的で、バンドのイメージを植え付けられます。PVもちょっとシュール。
8 : No Easy Way Out
これぞインディシンセポップ。イントロから軽めのエレクトーンが心地いい。隠れおすすめ曲。
MV
全編
6 : Still Chasing Nothing
視聴など
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