[Jamestown Story] Flashbacks
♪♪♪, 優メロ, 洋楽, ミドル, ピアノ, アコースティック, ジェームスタウン・ストーリー, Jamestown Story
まずはイチオシ曲:
4 : How You Learn to Live Alone
成熟したアーティストによるストレートで美しいピアノバラード。時折見せるこのバンドらしいメロディライン。ピアノの伴奏に乗せられた、ヴォーカルの優しいながら感情がこもる歌声に感動。
レビュー:
2003年に始動したシンガーソングライター Dane Schmidt のプロジェクト[Jamestown Story]による
2016年リリースの7thアルバム。
2022年現在最新で、7曲と少なめですがアルバムとしてカウントされています。
当バンド(アーティスト)はバンド形態をとっていた頃もありますが、現在はソロとして活動しているようです。
今作はカントリー風のポップなアコースティック。
ストレートな表現による優しめで美しいメロディに時折叙情的なラインが挟まり、とてもいい雰囲気。
リズムはゆったりめで抑揚は抑えめ、心を落ち着かせて聴くことが出来ます。
メイン楽器はアコースティックギターですが、ピアノも主役と言って良いでしょう。
ストリングスやバックサウンドの電子音など、多彩なサウンドを上手く使った厚みのある構成。
リバーブも深く、ベースやバスドラムも深く広がりがあります。
Dane Schmidt の歌声はデビュー当時とほぼ変わっていないように思いますが、年を重ねて尖りが少なく丸みを帯びています。
優しい声質がアコースティックメインのメロディによく合っています。
長年の活動によって成熟された、物語性のあるメロディライン。心に染み入るアコースティック&ピアノ。
リラックスしたひとときのお供に最適な一枚です。
他のおすすめ曲
1 : Some Days
ゆったりとしたリズムにカントリー風のアコースティックギターと優しいヴォーカルが重なります。リバーブも効いていて奥行きもあり、バスも深くどっしりと。
5 : How Could You Leave
4曲目と似たような構成ではありますが、こっちはサビのコードに一工夫。
7 : Running Away (feat. Rajiv Dhall)
[Rajiv Dhall]とのコラボ曲。ちょっと重めで叙情的なメロディラインですが、ヴォーカルの優しく語り掛けるような声が中和されています。おすすめ。
3 : Flashbacks
アルバムタイトルトラック。ピアノとアコギの重なりはやっぱり良いですね。裏には弦楽器を使用しサビは重厚に。後半のリズム隊がちょっと激しいのは好みが分かれそうです。