極エモを探し求めて

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[American Authors] What We Live For

まずはイチオシ曲:

3 : Pride

プライド。これが [American Authors] だと言わんばかりの特色を存分に活かした1曲。バンジョーの響きが気持ちよく、リズムも合いの手も良く乗っています。

聴覚障害がある俳優サンドラ・メイ・フランクが出演しているアメリカ手話バージョン。
PVの出来が本当に素晴らしくて何度も見てしまう。
表現豊かな Feeling と Pride のサイン。ぜひ字幕ONでご覧ください。

レビュー:

ニューヨークに拠点を置くアメリカのロックバンド[American Authors]による
2016年リリースの2ndアルバム。
ヒットした1stアルバム『Oh, What A Life』から2年ぶりのアルバムとなります。

イメージとしては前作の踏襲で、陽気でノリのいいインディロック。
自然に頭が上下するようなキャッチーなメロディが多いです。
しかし人気曲「I’m Born To Run」は全体的にクール、
そして中後半の一部のトラックはリズミカルな中に叙情的なメロディが挟まり、聴きごたえがあります。

このバンドの特徴であるマンドリンやバンジョー(弦楽器)も健在。本当に良い音色で、メインやバックに大活躍しています。
今回はバンドサウンドの他に、エレクトロサウンドやピアノなどの鍵盤楽器も積極的に取り入れています。

ヴォーカルを担当する Zac Barnett は相変わらずの安定感。高低差も裏声もなんのその。
コミカルで楽しい表現はこのヴォーカルがいてこそ。さらに真面目に歌い上げるギャップ。表現の豊かさはピカイチです。
コーラスや合いの手は1stアルバムでも賞賛しましたが、それはこのアルバムでも同様。

私たちの生きる目的を音楽で支え続ける、実力派ロックバンドの信念がこもった渾身の1枚。
1stアルバムから正統進化した、彼らのサウンドや表現力を思う存分堪能できます。

他のおすすめ曲

1 : What We Live For

アルバムタイトルがついたトップトラック。少し重めのドラムから、気持ちいいサビのメロディ。歌詞もスタンダードに伝わります。

2 : I’m Born To Run

人気曲。今までにそこまで無かったクールでおしゃれなメロディが最初から最後までたっぷりと。ヴォーカルも力強く、豊かに歌い上げます。

4 : Right Here Right Now

キャッチーな1曲で、アメリカンフットボールゲームに使用されています。ヴァースの少しコミカルなテンポから切り替えを予感させるブリッジが挟まりサビへ。広がりが前作を彷彿とさせます。

全編

曲の一部をツアー映像とともに

7 : Go Big Or Go Home

これもゲームで使用されそう。楽しく爽やかにまとまっています。合いの手も相変わらず見事。ヴォーカルの物凄い表現力と声域や裏声に注目。

8 : Mess With Your Heart

アコースティックギターから始まる、少し憂いも含んだ叙情的なメロディ。全体的におしゃれでテクニカルです。隠れおすすめ曲。

視聴など

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