[Kyte] Science For The Living
まずは一曲:
Two Sparks
レビュー:
ポストロック・シューゲイズバンド[Kyte]による2010年リリースの2ndアルバム。
2007年に結成され、現在も活動中ですが、2012年に4枚目のアルバムをリリースしてから
そこまで活発な活動をしていないようです。
その代わり、ヴォーカルのNick Moonがソロで活動しているようです。
スタイルはシューゲイズ。ポストロックにも当てはまります。
[Kyte]はそのジャンルの中でも盛り上げの強弱がはっきりしていたり、
かなり聴きやすいのかなという印象があります。
軽めのパーカッション。浮遊感、幻想感あるエレクトロストリングスの束。
その中にもギターやベースの音がバンドとしての役割を果たしています。
シューゲイズの特徴であるささやくようなヴォーカルも健在。
高音、低音もお構いなしで美声を響かせています。
1stの「Sunlight」のようなキラーチューンこそありませんが、
全体的に良くまとまっています。
優し気であり、憂い気でもある。穏やかであり、強かでもある。
絶妙な浮遊感を抱いたアルバムです。
管理人おすすめ曲
07 : Two Sparks
変拍子。左右から小さな火花の様に散るパーカッション。憂いを帯びた旋律とヴォーカル。聞けば聞くほど味が出る。おすすめです。
03 : Solsbury Hill
人気曲。キラキラしたベル音に加えて、逆再生のように吸い込まれるバックサウンド。落ち着いた曲です。
04 : The Smoke Saves Lives
優しさにあふれている一曲。イントロやサビにピアノやギターリフと思われる綺麗なサウンド。間奏でストリングスの幻想感が別世界に誘ってくれます。
06 : Designed for Damage
アルバムの中ではシリアスで主張が強めではあります。パーカッションも強め。オクターブ離れたヴォーカルが厚みを持たせます。
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全部ジャケットが違いますが、このアルバムに収められています。