[The Icarus Account] Over the Moon
2022/01/21
♪♪♪♪, 秀メロ, 洋楽, おすすめ, マイナー, ピアノ, アコースティック, The Icarus Account, ジ・イカロス・アカウント
まずはイチオシ曲:
7 : Postcards
隠れたイチオシポップバラード。丸みのあるアコースティックギターとクリアなピアノが絡み合う。サビはリズミカルでキャッチーにまとまっています。
レビュー:
2006年結成、フロリダ出身のアコースティックポップバンド[The Icarus Account]による
2016年リリースの4thアルバム。
活動歴が長いですが、2021年現在も精力的に活動しています。
Ty Turner と Trey Turner の双子のデュオです。
当アルバムで言うとジャケットの右側のひげが濃い方が Ty (タイ) 、左が Trey (トレイ) だと思います。
良く見ると似てますね。
一辺倒のアコースティックではなく、ドラムやベースなどバンド要素やピアノ、ストリングスなどの電子音を含めたサウンドとなっています。
当たり前と言えばそうですが、特にサビはサウンドの層が厚くなります。
対してサビ以外ではアコースティックメインになることが多い。
サウンドスタイルは[Owen]に似ていますが、こちらの方が明るめ要素が強いかもしれません。
双子によるツインボーカル。アコースティックにマッチした、とにかく優しい声。
高音、裏声も尖りが無い。
また双子だからといって息が合うわけでは無いとは思いますが、少なくともこの二人のコーラスはバッチリ。
PVを見るとトラックによってリードシンガーが変わるみたいですが、どちらも良い声してます。
長年の活動による洗練されたメロディライン。優しく調和した2人の歌声。
ポップあり、バラードありで飽きさせないが、伝えたいところはしっかりと深く。
アコースティックポップのお手本と言うべきアルバムだと思います。
他のおすすめ曲
1 : Cherry Street
人気曲。クラップで始まる明るいトップトラック。みんな楽しそう。ただアルバムの中ではちょっと浮いてるかも?
8 : Oceans Between Us
人気曲。リズム隊は控えめ。高低差あるヴォーカルラインが堪能できる1曲。穏やかで優しい時間が流れます。
10 : Settled
管理人おすすめのラストトラック。重めのピアノが締めに効きます。中盤サビ後のブリッジの裏声と高音に鳥肌。
Over The Moon Trilogy
以下のPVは『Over The Moon Trilogy』として三部作の物語となっています。順番に紹介します。
4 : Over The Moon (Over The Moon Trilogy Part 1)
アルバムタイトルトラック。優しい歌声とリバーブ深めのサウンド。コード、特にヴァースやブリッジの入りが美しい。
2 : Chicago (Over The Moon Trilogy Part 2)
ポップ寄りのキャッチーな構成。サビは広がりがあります。ヴォーカルも情感豊か。
5 : All My Love (Over The Moon Trilogy Part 3)
ドラム無しのアコースティック&ピアノとストリングスがメインの上質バラード。帰結しないラストが渋い。
視聴など
このアーティストの他のアルバム
- [The Icarus Account]