極エモを探し求めて

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[Madina Lake] Attics To Eden

まずはイチオシ曲:

8 : Welcome To Oblivion

シングル。イントロから引き込まれ、ヴァース~サビ前で期待させ、サビはメロディと歌詞でキャッチーに。お手本のようにまとまった1曲。

レビュー:

2005年にシカゴで結成されたロック・ポストハードコアバンド[Madina Lake]による2009年リリースの2ndアルバム。
当バンドは3rdアルバムリリース後に活動休止していましたが、2017年に活動再開し、
シングルやEPを発表しています。
ネイサン・レオンとマシュー・レオンの双子の兄弟がバンドを設立しています。

当アルバムは通常盤とスペシャル盤があり、
通常版は10トラック、スペシャル盤はボーナストラックがアルバム最後に3トラック追加されています。
そのうち11トラック目は1トラック目のシングル「Never Take Us Alive」のピアノMixになります。

1stアルバムではスクリーモは多少なりともあったのですが、
今アルバムではそのような叫びは減っています。
バックコーラスで叫んでいるトラックはありますが、それもあまり目立ちません。
そういったこともあり、ポストハードコアというよりはハードロックのほうが近い印象です。

サウンドは変わらず基本的にスタンダードなバンド構成。
早めのテンポとバンド楽器が刻むビートで疾走感があります。
前面には出てきませんが、ストリングスや電子音も使用して、奥行きや雰囲気が増しています。

トラックによって、明るめに収束するトラックと暗めに収束するトラックが二分されています。
管理人は明るめで壮大な展開なトラックが好みなので、そちらを主におすすめにあげていますが、
人によって評価が真逆になりそうな気がします。

ヴォーカルはネイサン・レオンが担当。クールな中に熱い感情を持ち合わせた声質。裏声も美しい。
バックコーラスはメンバー全員で担当しており、厚みがあります。このあたりも聴きどころかと思います。

激しめでダークな展開は確かにありますが、甘くクールでわかりやすく転調するトラックも多い。
シンプルな力強さの中にある神聖的な美しいメロディライン。
ハードロックやポストハードコアの入門に最適なバンドです。

他のおすすめ曲

1 : Never Take Us Alive

シングル。頭や足でリズムを取ってしまう、疾走感が気持ちいいギターとベースのビート。クールだが熱いヴォーカルとコーラスの掛け合いも良い。

5 : Through the Pain

シングルも出来が素晴らしいのですが、メジャーコードが多く、明るめクールでキャッチーなこの曲を隠れおすすめ曲に。ミドルテンポ&オーソドックスな展開で、ノリやすく聴きやすい。

7 : Not for This World

展開はハードロックよろしくサバサバしていますが、ブリッジやアウトロの広がりがちょっと神秘的。

10 : Statistics

2 : Let’s Get Outta Here

視聴など

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