[Kyte] Kyte
レビュー:
ポストロック・シューゲイズバンド[Kyte]による2008年リリースのデビューアルバム。
2007年に結成され、現在も活動中です。
2016年までに4枚のアルバムを発表しています。
シンプルなジャケットがセンス○。曲数は8曲。
スタイルはシューゲイズ。
アンビエントやミニマルにも似ていますが、頭に残る数小節のメロディを繰り返し、
その上にヴォーカルやその他の電子音や楽器などが乗ります。
サウンドよりもリバーブやディレイ、ディストーションなどのエフェクトに重きを置き、
ゆっくりなテンポで1曲が長め。
壮大でありながら透明感、浮遊感、幻想的を醸し出す音色が特徴です。
また、ヴォーカルが囁くように優しいのもシューゲイズの特徴。
[Kyte]も例外ではなく、音程にかかわらず常に透明感が漂う良声です。
好みは激しく分かれるかと思いますが、
[Kyte]はこのジャンルの中でも盛り上げの強弱や構成が分かりやすく、
また癒されるような優しさが溢れており非常に聴きやすいです。
8曲と少な目ながら、全編通して頭にこびりつく程のキャッチーさ。
シューゲイズの入門にベストな1枚です。
一生懸命聴く感じではなく、BGMとして流すのにも適しています。
ぜひ電子音の風に運ばれてみては如何でしょうか。
管理人おすすめ曲
01 : Sunlight
管理人ヘビロテ曲。繰り返す歪んだギターリフと優しいバックサウンドが鳥肌モノ。サビの壮大さは感動的。名曲。
03 : They Wont Sleep
ちょっと悲しげで憂いを帯びた感じが印象的。ヴォーカルも情感こもってます。
04 : Home
インストゥルメンツ。ポップなサウンドが重なったイントロからアコースティックギターが重なった後のギャップが素敵。
このアーティストの他のアルバム
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