[Cinematic Sunrise] A Coloring Storybook and Long Playing Record
2022/01/21
♪♪, 良メロ, 洋楽, マイナー, ピアノ, Cinematic Sunrise, シネマティック・サンライズ
まずは一曲:
The Wordless
レビュー:
アメリカ出身のポップパンクバンド[Cinematic Sunrise]による
2008年リリースの最初で唯一のEP。
ヴォーカルのCraig OwensやキーボーディストのBradley Bellはポスト・ハードコアバンド[Chiodos]に所属しています。
他のメンバーも別のバンドに所属しながら活動していた模様。
このEP1枚をリリース後2009年に解散、一時的なバンドとなりました。
ジャケットも可愛らしい。サウンドに合っていると思います。
曲数は8曲。初回生産では6曲だったようですが、再リリース版で2曲追加されています。
メロディはピアノ+ポップロックで爽やかで明るめ。
ただ一辺倒ではなく、絶妙なバランスで憂いを帯びたコードをMIXしてくるあたり、よく練られて作られています。
時にバラード調の曲もあり。
基本はギター、ベース、ドラムのバンドサウンド。
そこにテクニカルなピアノが時に支えになり、メインになり。ストリングスの使い方も上々で音に厚みが出ています。
ボイスは基本的に丸みがあり優しく甘美。高音、裏声も綺麗に出ています。
ポストハードコアで鍛えられたヴォーカリストであり、高次元に安定しています。
一瞬の輝きはまさにシネマティック。かなり聴きやすいピアノポップパンクアルバムとなっています。
ジャンルはズレますが、このヴォーカルで激しめが聞きたい方は[Chiodos]もおすすめです。
管理人おすすめ曲
05 : The Wordless
おすすめ。バックサウンドのピアノアルペジオが美しく響く。爽やかだが少し愁いを帯びたメロディ。完成度高し。
01 : Pulling a Piano From a Pond
アルバムのイメージを印象付けるトップトラック。やや重厚感があるドラムが疾走します。聞きやすい。
06 : You Told Me You Loved Me
ピアノとヴォーカルのハーモニーが美しいバラード。後半はバンドサウンドも参戦し盛り上げます。