極エモを探し求めて

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[Number One Fan] Compromises

まずはイチオシ曲:

9 : Make The Cut

エモの匂いが漂う、アンニュイなメロディ。クリアでスピーディなサウンドがマッチします。中盤のチルアウトのラインがなんとも言えず素晴らしい。

レビュー:

2000年にアメリカはウィスコンシン州で結成されたエモ・インディロックバンド[Number One Fan]による
2003年リリースの1stアルバム。
当バンドは2007年頃に解散し、[The Wildbirds] として活動しています。
似たような名前のバンドに[Number One Gun]がありますが、特に関係は無いようです。

2000年代初頭における当時の若者バンドです。ジャンルとしてはエモやインディロックが当てはまります。
解決しないアンニュイなメロディラインがおしゃれに紡ぎます。
エモ一辺倒というわけではなく、キャッチーで明るいコードも挟んでおり、聞きやすいです。

楽器構成はスタンダードなロックバンドスタイル。アクセントでバックサウンドに弦楽器や鍵盤楽器。
サウンドは厚ぼったくなく、クリアでシンプル。各楽器がそれぞれ上手く主張しています。
ドラムなどのリズム隊も軽めでスピード感があります。

ヴォーカルも安定したセクシーな声質で、情緒も良く乗っています。
サビは高音で叫ぶ箇所もありますが、スクリーモやシャウトはありません。

これが特徴的って言うのはなかなか無いのがちょっと残念ですが、それが逆にこのバンドの特徴かもしれません。
清涼感があるクリアな雰囲気がとても良く聞きやすい、正統派のエモロックが展開されます。
マイナーで安定感があるエモバンドをお探しの方にはピッタリかと思います。

他のおすすめ曲

1 : Come on

イントロの入りも良いトップトラック。サビもキャッチーで、バックの弦楽器も引き立ちます。

7 : The Distance

ちょっとイメージが変わる、ミドルテンポの穏やかな広がりを持つトラック。サウンドも多様でミキシングも上手く使用しています。

10 : There Went the World

ラストトラック。感傷的で甘いコードが紡ぐエモバラード。アコースティックギターやピアノも織り交ぜて更に美しく。

視聴など

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