極エモを探し求めて

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[The Rocket Summer] Of Men And Angels

まずはイチオシ曲:

3 : Hills And Valleys

シングル。リズミカルで独特な世界観のピアノポップロック。ヴァースの低め高め2種のピアノの合わせ方にセンスを感じます。対してサビはストレートなキャッチーさ。

レビュー:

1999年に立ち上げたシンガーソングライターBryce Avaryのソロプロジェクト[The Rocket Summer]による2010年リリースの4thアルバム。
2021年現在も精力的に活動中。これまでにコンスタントにリリースされたアルバムは7枚にもなります。

今回レビューするアルバムは人気アルバム『Do You Feel』から約3年後にリリースされました。
このアルバムもiTuneランキングで1位を取得するなど、人気のアルバムとなっています。
曲数は15曲と大盛り。

ジャケットは本人を黒い波動から守る天使の壁画。タイトルも聖書の一節から引用しているとの事。

Bryce Avary は作曲、演奏、ヴォーカル、プロデュース、全て自身で担当するという類い稀な才能の持ち主。
そしてその才能から生み出されるサウンドは相変わらずの練り込み度。
全体的には爽やかで明るめな曲が多いですが、収録曲数も相まってバラエティに富んでいます。

スタンダードと見せかけてのメロディのちょっとした変化はおしゃれでクール。
ただ今アルバムについてはそのままスタンダードなメロディに落ち着く曲も多いです。
メイン楽器は本人演奏のピアノがメインのトラック、
そしてこれも本人演奏?のギターやドラムのロックサウンドメインで構成されたトラックが半々くらい。
中にはアコースティックトラックもあり。

そして Bryce Avary の歌声はかなり感情が入り、力強く、高音域や裏声もなんのその。
3rdアルバムよりは尖りが少なくなり、聴きやすくなったかなと感じました。

更に熟成され進化した彼のトータルセンス。乗りに乗ったイメージがメロディに絡みます。
3rdアルバムが合わなかった方も気に入るかもしれません。

他のおすすめ曲

5 : Walls

シングル。正統派ピアノロックバラード。サビは言わずもがな感動的に仕上がっています。そして歌唱レベルの高さも改めて確認。

2 : You Gotta Believe

こちらはピアノが少なめの力強いオルタナロック。PVが良い感じです。

6 : Of Men And Angels

アルバムタイトルトラック。荘厳なピアノラインから始まる重め低めのサウンドとメロディ。ヴォーカルも力が入ります。

7 : I Need A Break… But I’d Rather Have A Breakthrough

6曲目に対して爽やかなビートを刻むポップロック。コーラスやハーモニーを上手く使っています。

12 : Hey!

アルバム後半で直情的な強めでスピード感あるピアノロックで引き締め。短くバツっと終わるのもこれはこれで。

10 : Japanese Exchange Student

直訳で日本人留学生。得意とするリズミカルなピアノロックで、良い感じにまとまっています。

視聴など

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