[Augustana] All the Stars and Boulevards
まずはイチオシ曲:
9 : Sunday Best
奇をてらったわけではないのですが「Boston」以外からイチオシを。イントロからヴァースにかけての練られたメロディラインに乗せられた、高めのアコギと支えるピアノ。バックの電子パッドも懐古的。雰囲気を含め、構成も素晴らしい1曲。
レビュー:
カリフォルニア州サンディエゴ出身のピアノロックバンド[Augustana]による
2005年リリースのデビューアルバム。
当バンドは2011年に活動休止しましたが、翌年から再活動、
これまでに4枚のアルバムをリリースしています。
現在は創立メンバーであり、メインボーカルを担当している Dan Layus 1人のみとなっているようです。
ピアノロックバラードの名曲「Boston」で知られているバンドです。
このアルバムと共に、各国のチャートの上位にランクインしています。
代表曲が有名なので、他のトラックもピアノロックバラード主体かと思い込んでいましたが、
バンドサウンドがメインのトラックも多く、サウンドもインディロック、オルタナティブロック寄り。
ソングライティング能力は若さも含めて、デビューアルバムとは思えないほど高いです。
ヴォーカルを務める当時20歳前後だった Dan Layus の歌声は若々しくストレート。
ロック調のトラックは尖りもありますが、自身が奏でるピアノがメインのトラックは穏やかさや物憂げな感じもあります。
「Boston」のイメージが先行しますが、それはこのバンドの一部分の表現であり、全てではありません。
若いロックバンドの伝えたい思い、叫びや憂いがぎっしり詰まったインディロックアルバムです。
他のおすすめ曲
4 : Boston
2ndシングル。人気曲であり、当バンドの代表曲。ストレートなメロディが胸に響きます。後半の盛り上がりに鳥肌。ピアノロックバラードの良作。
5 : Stars and Boulevards
アルバムの名を一部冠する1stシングル。ちょっとアンニュイなイメージを纏ったメロディと歌声。管理人は当曲のほうがこのバンドの本質を表している気がしています。
7 : Wasteland
ピアノメインだが、サビは叙情的で熱く、そしてブリッジのギターリフで最高潮に。「Boston」が好きな方にはおすすめ。